本ポータルのメインテーマであるもクラウドERPについて、改めてその定義とメリットを整理してみます。
この時代、インターネット上に様々な情報が玉石混合状態で入り混じっています。細かな定義はそちらに譲るとして、ひとことでクラウドERPを言い表すと、「インターネット経由でアクセス可能な基幹業務システム」となります。「基幹業務管理システム」です。大事なことなので繰り返しました。
最近は様々な業務アプリケーションがクラウドサービスとしてリリースされています。中には得意とする業務領域が限定されているような業務アプリケーションまでクラウドERPとして分類されているケースもあるようです。導入検討時にはカバーされている業務領域を事前に確認しておくことをお勧めします。
自社の基幹業務(販売管理、調達管理、生産管理、在庫管理、プロジェクト管理、財務会計、管理会計など)を管理できるシステムにインターネット経由でアクセスできる仕組がクラウドERPなのです。
アフターコロナ/ウィズコロナで一段と注目を集めるクラウドERP
2021年6月現在、COVID-19による在宅勤務の増加により、リモートによる自社基幹業務システムへのアクセスニーズは相当高まっています。
リモートで社外から自社に設置しているシステムにアクセスする。これだけであれば、VPNや仮想デスクトップの仕組を構築することで実現は可能です。(導入コストや担当者の知識、管理していくための体制などが必要になりますが...)企業によりある程度の時間差はありましたが、いまではほとんどの大企業はリモートによる自社基幹業務システムへのアクセスが可能となっているのではないでしょうか。
ところが、情報システムに人・予算・時間など割くことが比較的難しい中堅・発展企業の場合はなかなかそうはいきません。テレワークに切り替えたいが、業務プロセスやITインフラ、システムが追い付いていないため、出社せざるを得ない という企業や、そもそもテレワークに対応する予定も立てられないという企業も多く残っているようです。
テレワークニーズの高まりに加え、クラウドERPというキーワードがある程度広く認知されてくるようになったのか、2021年ごろから弊社へのお問合せも急激に増加してきました。
サーバ-、ネットワーク、セキュリティ、バックアップなどインフラコストをかけることなく、安価なITコストで基幹業務システムの利用が可能となるのがクラウドERP導入の最大のメリット
クラウドERPのメリットとしていくつか挙げることができますが、もっとも大きなメリットはインフラコストをかけることなく、リモートによる自社基幹業務システムへアクセスが実現できることです。サーバーが不要なのはもちろんのこと、VPNや仮想デスクトップの仕組を構築する必要もありませんし、バックアップやサーバーへの不正アクセス対策も必要ありません。クラウドERPを利用することにより、DR:Disaster Recovery(ディザスタリカバリ)対策も実現可能です。
その他、クラウドERPには次のようなメリットもあります。
あらかじめ業務プロセスが機能として組み込まれているため、導入が安価かつ短期間で可能
サブスクリプション型の課金体系のため、柔軟なライセンス購入計画を立てられる
定期的なアップデートにより新機能が利用可能
多言語多通貨マルチカンパニーに対応しているため、グローバル展開で利用しやすい
モバイルからの利用が可能
BI:Business Intelligence機能の利用が可能
スターコンサルティングにはクラウドERPの豊富な導入実績がございます。
クラウドERPの情報を収集中のお客様、導入を検討中のお客様はお気軽にお問合せください。
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